第 2 次つくば市産業振興マスタープラン
案
参 考 資 料
目
次
1.これまでの産業振興活動
(1)第1次つくば市産業振興マスタープランの産業振興体制 ··· 1
(2)第1次つくば市産業振興マスタープランの方向性と産業振興の目的 ··· 2
(3)施策・プロジェクトの内容と産業振興の目的について ··· 3
(4)市役所内他部署による関連事業 ··· 15
(5)支援機関・民間企業等による活動 ··· 16
(6)産業戦略会議の提言「つくば市の産業活動の活性化に係る提言・要望」 ··· 18
2. つくば市の産業の姿と特徴 (1)つくば市の人口と所得 ··· 20
(2)つくば市の産業構造 ··· 25
(3)つくば市の工業 ··· 30
(4)つくば市の商業 ··· 41
(5)ベンチャー企業の創出と育成 ··· 48
(6)企業の転入・転出動向 ··· 50
(7)つくば市の農業 ··· 52
(8)つくば市の観光・コンベンション ··· 53
(9)企業が参加・利用できる研究開発の活発化 ··· 55
3. 平成24年度の産業振興施策・取り組みと8つの実現方策 実現方策①・② ··· 57
実現方策③∼⑤ ··· 58
実現方策⑥∼⑧ ··· 59
4.つくば市産業振興マスタープラン策定会議について (1)委員名簿 ··· 60
- 1 -
1
.これまでの産業振興活動
(1)第1次つくば市産業振興マスタープランの産業振興体制
つくば市では,第1次つくば市産業振興マスタープランの実現化に向けて, ・ つくば産業戦略会議(以下,戦略会議)
・ つくば産業戦略推進委員会(以下,推進委員会)
を核とした産業振興体制をとり,産業振興のための方策検討・合意形成を図ってきた。
推進委員会は,産業振興マスタープランの具現化に向け,産業に携わる側からの視点で,振興の方 向性や施策の必要性の議論の場として設置した。平成20年度からの5年間は,市の産業振興上の課 題の発見・整理,関係者+支援者による具体的取り組み方策の検討及び試行を,テーマ別に部会を設 置し,実行してきた。(テーマと取り組みは,P18∼P20を参照)
戦略会議は市内産業界の総意の確認・形成の場であり,市の施策の立案や見直しの際には,戦略会 議に諮りその意見を反映させている。推進委員会での取り組み,検討内容をはじめとした産業振興活 動から得られた知見や課題を整理し,戦略会議で議論した後,つくば市長への提言を行っている。(提 言内容は,参考資料P18∼P19参照)
戦略会議
市 産業界 総意 確認 形成 場 つくば
市長
推進委員会
産業 携わる立場から 振興 方向性 施策 必要性等 議論する場
事務局 各機関連携 つくば市経済部産業振興課 つくば市商工会 運営協力
支援機関 ル
市
内
事
業
者
産
業
の
担
い
手 ワーキング グループ 活動 働きかけ
情
報
共
有
現
状
把
握
支
援
協
力
施
策
の
立
案
及
び
見
直
利用・活用
状
況
に
応
た
施
策
実施
情報収集 現状把握 利用 活用
提
言
提
言
報告
企業
事業者
- 2 -
(2)第1次つくば市産業振興マスタープランの方向性と産業振興の目的
産業戦略会議での議論の整理や施策の立案・見直し,推進委員会をはじめとした様々な産業振興活 動は,第1次つくば市産業振興マスタープランに策定した「6つの方向性」をもとに立案,実行して いる。「6つの方向性」と産業振興の目的の対応を以下に示す。
企業誘致
新規創業・
新
規
事業
創
出
市内事業者
成
長支援
販売
促
進活動支援
研究・
技
術
開
発
支援
産産連携・
産学
連
携
促
進
操業環
境整
備
人
材
雇
用
支援
コーディネート
活動
方向性①: 牽引力のある 産業主体の育成と誘 致
やる気のある地元中小企業・ ベンチャーの育成
市内事業者に技術的・経済的波及効果 のある中堅企業の誘致
方向性②: 広域的な 産業拠点の形成
教育機能の充実 連携・支援機能の充実 研究成果活用機能の充実 コンベンション機能の強化 流通機能の強化
金融機能の強化
方向性③: 産業人材の 育成と誘致
実践的な人材育成を行う機関の誘致 創業・新規事業に
取り組みやすい環境づくり 経験や技術・やる気が 活かされる機会の創出 方向性④:
多様な産業主体の ための環境整備
成長に応じた受け皿の用意 製造業のためのインフラ整備
方向性⑤: 地域資源の活用
自然,景観を活かした 観光・サービス業の振興 農地・農産物を活用した 産業の振興
方向性⑥:
魅力的なまちづくり との調和
「つくばで働く、つくばで暮らす」 魅力発信
多様な楽しみ・潤いを提供する 商業・サービス業の振興 地域やまちづくりと協調した 産業活動の奨励
産業振興マスタープラン6つの方向性
- 3 -
(3)施策・プロジェクトの内容と産業振興の目的について
①現在の施策・進行中のプロジェクトと産業振興の目的及び施策対象
(2)では,「6つの方向性」と産業振興の目的の対応を示したが,(3)では施策・プロジェクトと 産業振興の目的との対応を整理する。以下に,現在の施策・進行中のプロジェクトと産業振興の目的 との対応を示す。表の一番右には,それぞれの施策・プロジェクトの主な対象を記載している。
企業誘致
新規創業
・
新
規
事業
創
出
市内事業者
成
長支援
販売
促
進活動支援
研究・
技
術
開
発
支援
産産連携
・
産学
連
携
促
進
操業環
境整
備
人
材
雇
用
支援
コーディネート
活動
主な施策対象 ※
1) つくば市産業活性化奨励金 C -2
2) 産業創出支援補助金 A-1/ B-1/ C -1/ D-1
3) 商店街空き店舗活用補助金 B-1/ D-1
4) 市町村中小企業金融制度 A-1/ B-1
5) つくば市工業団地企業連絡協議会 A-2
6) 市外企業への訪問ヒアリング C -2
7) 茨城県圏央道沿線
地域産業 交流活性化協議会
C -2
8) 誘致窓口機能 C -2
9) つくば市産業振興センター A-1
10) 「ロボットの街つくば」
プロジェクト
C -2
11) 「つくば技術開発クラブ」
プロジェクト
A-1/ A-2/ C -1/ C -2
12) つくば産業フェア A-1/ A-2/ B-1/ B-2
※ 施策対象の記号対照表:()内は上記表の「主な施策対象」に掲載された数を示す
既存の担い手 新たな担い手(新規創業・誘致等)
規模 IC T・ものづくり企業 商業・サービス業 規模 IC T・ものづくり企業 商業・サービス業
個人 中小
A-1(5) B-1(4)
個人 中小
C -1(2) D-1(2) 中堅
大規模
A-2(3) B-2(1)
中堅 大規模
C -2(6) D-2(0)
現在の施策と進行中のプロジェクトは,ICT・ものづくり企業の誘致を目指したものが多い。また, 市内企業に対しては,補助金制度を含めて多くのメニューが用意されている。
商業・サービス業に対する施策・プロジェクトは少ないが,参考資料P10から記載している『総合的 な施策』『グループ活動の支援』の中で施策対象としている。
現在の施策
進行中のプロジェクト
- 4 - 1)つくば市産業活性化奨励金
【目的・対象】企業誘致
事業所の新設や増設を行う事業者に対して,奨励金(新設(増設)した事業所の土地,家屋, 償却資産に係る固定資産税相当額)を交付する制度。平成21年3月までは,ほぼすべての業種 を対象にした固定資産税の減免措置の条例を運用。その後,業種を絞った奨励金制度に移行した。
対象は「製造業」「情報通信業」「運輸業」「卸売業」「学術研究,専門・技術サービス業(一部 除く)」で交付期間は1年間(ロボット関連,環境関連企業には3年間交付)。これまで6件の申 請があり,新規雇用者数は193名になると見込まれている。
2)産業創出支援補助金
やる気のある事業者の活動を支援するため,平成15年度より設置。事業者のニーズに合わせ, 既存のメニューの見直し及び新たなメニューの検討・導入を行っている。
◆ 賃貸型企業立地奨励補助金
【目的・対象】市内事業所の事業拡張支援及び新規創業支援と市外事業所の誘致
市内に本店・支店等を新たに賃借する場合の賃料を補助(移転のみは対象外:市内の独法・国 立大学法人の内部から市内に本店を移設した場合のみ対象)
◆ 新製品等販路拡大支援補助金
【目的・対象】市内事業所の販路拡大支援
「新製品等」の販路拡大を目的とする展示会,見本市等の出展費用の補助 ◆ 経営革新計画承認奨励補助金
【目的・対象】市内事業所の内部環境整備及び新事業立ち上げの支援 経営革新計画の認定及び当該事業活動に要する経費の一部を補助 ◆ 創造的研究開発補助金
【目的・対象】市内事業所の研究開発支援(市外事業所の誘致) 実用化を目的とした創造的な研究開発に要する経費を補助 ◆ 産学官連携交流事業補助金
【目的・対象】大学・研究機関との連携促進(市外事業所の誘致)
大学・研究機関等の研究者と連携し,研究会を発足させた場合,調査活動に要する経費を補助
3)商店街空き店舗活用補助金
【目的・対象】市内事業所の新事業立ち上げ支援(市外事業所の誘致,商店街活性化の支援) 商店街空き店舗に入居した場合,店舗改装にかかる費用及び店舗賃借料を補助
4)市町村中小企業金融制度(自治・振興金融)
【目的・対象】市内中小事業者の事業構築及び事業拡張支援
- 5 - 5)つくば市工業団地企業連絡協議会:事務局
【目的・対象】市内工業団地の進出企業の交流促進と共通課題に対する連携活動の推進
つくば市工業団地企業連絡協議会は,市内各工業団地間の企業と行政組織(つくば市)が連携 して,共通問題の解決や相互の情報交換を密にすることで企業活動を促進することを目的とした 組織。総会・市長懇談会を始め,役員会,合同セミナー,視察研修会及び交流会を定期的に実施 している。市職員による定期的な訪問活動を実施し,個別・共通課題の把握とその解決のための 取り組み・施策の検討,個別案件には早急な対応や調整を行っている。
6)市外企業(一部市内企業)訪問ヒアリング 【目的・対象】企業誘致
下記(7)への問い合わせや,各種調査事業(P8 参照)の調査結果,「つくば産産学連携促進 市 in アキバ」(P12 参照)への来場者等を対象に,市東京事務所と共に企業訪問ヒアリングを 実施している。また,市内工業団地への進出企業に対しても,企業誘致活動立案のため,進出の 経緯やつくば市への印象・要望事項等をヒアリングしている。
7)茨城県圏央道沿線地域産業・交流活性化協議会
茨城県圏央道沿線地域産業・交流活性化協議会は,圏央道の開通を沿線地域の活性化につなげる ため,地域における産業集積の形成と交流促進方策の推進によって地域経済の自立・活性化を目指 すため,平成19年8月に設置された。茨城県,県内の圏央道沿線13市町村(土浦市,古河市,龍 ケ崎市,常総市,牛久市,つくば市,坂東市,稲敷市,美浦村,阿見町,河内町,五霞町,境町) 及び大学,研究機関,商工会等によって構成されている。会長をつくば市長が務め,事務局員とし てつくば市職員が出向している。
【目的・対象】圏央道沿線自治体が連携した企業誘致活動
茨城県内の圏央道沿線自治体が連携し,企業誘致パンフレットやチラシの作成・配布,先端業 種展示会への出展や,産業立地のポテンシャルを紹介するフォーラムや現地視察会を開催してい る。誘致用地については,『茨城圏央道産業コンプレックス基本計画』を策定し,高付加価値型 生活関連産業と市場創造型新産業を対象業種として,各自治体で重点促進区域を指定し,企業立 地環境を整えている。つくば市は9つの工業団地に高エネ研南地区を加えた585.4haが重点促進 区域となっている。平成20年度から平成23年度までの間で,つくば市には新設14件(敷地面 積:274,963㎡),増設4件(46,698㎡)の合計18件(敷地面積:321,661㎡)の立地があった。 【目的・対象】既存企業の研究・技術開発の促進
- 6 - 8)誘致窓口機能
【目的・対象】企業誘致
立地先の問合せ対応から進出後のフォローアップまでを行う誘致のワンストップサービス機 能を強化し,東京事務所などの市関係部署と連携しながら誘致活動を推進した。(近年の企業立 地事例は,本編P6参照)
9)つくば市産業振興センター
【目的・対象】市内ベンチャー企業の第2ステップの受け皿整備
プロジェクトが終了した国の施設(TXつくば駅より徒歩5分)を活用し,情報通信産業その他 の先端産業に関して事業を行うベンチャーや中小企業等を支援するためのインキュベーション 施設を開設。市内の独立行政法人や国立大学法人が内部のインキュベーション施設を活用して会 社を設立した後,外部に会社を移設する企業が多く入居している。
10)「ロボットの街つくば」プロジェクト
つくばのロボット技術に関する研究集積と関連ベンチャー企業の集積を活かし,生活支援ロボッ トなどの次世代ロボット産業の誘致や育成を目指すプロジェクト。日本の成長戦略の実現に向けた 新しいロボット産業創出に貢献するとともに,つくば社会システムづくりを含めたロボット産業の 拠点となり,それに関わる多くの企業・機関が集い,活動する街を目指す。
◆ 自律ロボット公道実験「つくばチャレンジ」
【目的・対象】ロボットの研究・技術開発の支援(実証実験都市・「ロボットの街」ブランディング) 人間と共存する自律ロボットの実現を目指す,公道を実験場所とした全国初の技術チャレンジ。 平成23年度までに5回開催し,全国から70を超える大学,研究機関,企業がつくばをフィール ドに自らの技術を向上させた。平成24年度も11月の開催に向けて準備中。
◆ 生活支援ロボット安全検証センター
【目的・対象】日本のロボット産業の発展支援(「ロボットの街」ブランディング,将来的な企業誘致) 生活支援ロボットの研究開発促進と実用化のために不可欠な安全認証基準の国際標準化を目 指す経済産業省の産学官連携プロジェクト・施設をつくばに誘致。プロジェクトは平成 21 年度 から5年間で,センターは平成22年12月に完成した。プロジェクトが成功し,センターが機能 すれば,つくばが世界の中のロボット開発の拠点の一つとなる。
◆ モビリティロボット実験特区
- 7 - 11)「つくば技術開発クラブ」プロジェクト
【目的・対象】市内外企業の技術開発の支援(実証実験都市・「技術開発の街」ブランディング) つくばが持つ「大学・研究機関の集積」「実証実験タウンとしての実績・機能集積」という強 みを活かして,つくば地域の課題である「地域に波及効果をもたらす企業の不足」「ものづくり 企業の集積不足」に取り組むプロジェクト。研究機能・知財の活用による新産業創出やものづく り企業の技術基盤強化の機運の高まりと,街全体を使った実証実験・技術開発ニーズの高まりを 捉え,つくばを中心として広域からなるものづくり企業集団を構成・育成し,既に集積している 大学・研究機関とつくばに興味を示す大手企業とのマッチングを目指す。「つくば技術開発クラ ブ」を組成し,将来的に大手企業とものづくり企業がつくばに集まる取り組みを推進している。
12)つくば産業フェア
【目的・対象】市内事業所の認知度向上及び販路拡大
- 8 - ②企業誘致方策の検討を主目的とした各種調査
企業誘致
新規創業
・
新
規
事業
創
出
市内事業者
成
長支援
販売
促
進活動支援
研究・
技
術
開
発
支援
産産連携
・
産学
連
携
促
進
操業環
境整
備
人
材
雇
用
支援
コーディネート
活動
13) 生産施設等の操業状況調査
14) ハイテクパーク整備のための調査
15) 研究開発オープンファシリティ事業調査
13)生産施設等の操業状況調査 【目的・対象】企業誘致
製造業全般や運輸・通信業,サービス業の全国約1万2千社を対象に,現在の生産施設等の操 業状況とつくば市への立地意向に関する調査を,平成 21 年度に実施した。つくば市への立地意 向を示した企業には,訪問ヒアリングを実施し,立地条件等の聞き取りを行った。
14)ハイテクパーク整備のための調査
【目的・対象】高付加価値型産業のステップアップのための施設整備
平成20年12月に「つくば市の産業集積に関する調査」を実施し,ポスト・インキュベーショ ン型の産業団地(ハイテクパーク)の整備コンセプトの検討と対象地区を設定したケーススタデ ィを行った。つくば発ベンチャーのステップアップの場として,また,つくばの環境を活かした イノベーション創出の場として整備する方針のもと,事業シミュレーションを行い,今後の施策 検討につなげる。
15)研究開発オープンファシリティ事業調査
【目的・対象】大学・研究機関との連携促進(実証実験都市としての『ブランディング』と企業誘致) つくばに立地する大学・公的研究機関が保有する機器等の企業等への利用開放(オープンファ シリティ)と大学・公的研究機同士の設備・機器の相互利用(ファシリティ連携)により,研究 開発拠点としてのポテンシャルアップ(拠点性の向上)を狙った今後の活動を検討する調査を平 成 21 年度に実施した。大学・公的研究機関の企業等へ利用可能な設備・機器のリストを整理・ 更新し,冊子や筑波研究学園都市交流協議会のホームページ等でPRを続けている。平成22年2 月の実施した「第 3回つくば産産学連携促進市 in アキバ」(P14 参照)でのPRを実施,平成 23年度には,つくば市内工業団地立地企業を対象に,試行的なオープンファシリティツアーを行 った。
また,文部科学省の委託・補助事業においてつくばで先端機器の共用について連携している4 機関(物材機構,産総研,高エネ研,筑波大)を中心に,オープンファシリティの促進の動きが, (株)つくば研究支援センター等の協力のもと進められている。
産業振興の目的
- 9 - ③人材雇用に関する支援・協力活動
企業誘致
新規創業
・
新
規
事業
創
出
市内事業者
成
長支援
販売
促
進活動支援
研究・
技
術
開
発
支援
産産連携
・
産学
連
携
促
進
操業環
境整
備
人
材
雇
用
支援
コーディネート
活動
16)つくば市ふるさとハローワークの設置と連携
17)つくばインターンシップ・コンソーシアムの支援
16)つくば市ふるさとハローワークの設置と連携
【目的・対象】市内事業所の求人支援(つくば市で働きたい人の求職支援)
つくば市ふるさとハローワークは,ハローワーク土浦とつくば市の共同運営施設として平成17 年 10 月にオープンした,求人・求職情報の提供,あっせん窓口。連携を深めながら,機能拡張 及び市民への業務周知を図っている。
17)つくばインターンシップ・コンソーシアムの支援
【目的・対象】市内事業所の求人支援,大学・研究機関との連携促進(大学生の就職支援) つくばインターンシップ・コンソーシアムは,市内に立地する大学と連携し,大学生のインタ ーンシップの場を提供するとともに,学生がつくば市に定着する可能性を探り,つくば市の産業 発展につながる活動を行っている。平成17年に設立され,つくば市からは平成19年度から3年 間の補助を行った。
事業内容は,夏休みインターンシップマッチングフェア,1day インターンシップツアーの開 催,インターンシップ講座の開設・開講,インターンシップフォーラム等各種イベントの開催な ど。
産業振興の目的
施策項目
- 10 - ④総合的な施策
企業誘致
新規創業
・
新
規
事業
創
出
市内事業者
成
長支援
販売
促
進活動支援
研究・
技
術
開
発
支援
産産連携
・
産学
連
携
促
進
操業環
境整
備
人
材
雇
用
支援
コーディネート
活動
18)つくば人材・企業情報コーディネーター
19)市内企業訪問ヒアリングの実施
20)推進委員会
21)つくば産業セミナー
18)つくば人材・企業情報コーディネーター
【目的・対象】市内企業の経営・技術力向上支援,産学官連携の促進と地域活性化
市内に立地する企業が抱える問題を把握し,企業独自の活動のアドバイスを始め,産産・産学 官連携等の方策検討や支援機関等と協力などにより,問題解決を目指した活動を行うコーディネ ーターを配置。市内企業のフォローアップのみならず,企業誘致に向けたコーディネート活動や 起業家支援活動も実践している。
19)市内企業訪問ヒアリングの実施
【目的・対象】市内企業の経営・技術力向上支援,産学官連携の促進と地域活性化
市内事業者の置かれている状況や率直な声を,予断を持たずに聞くことと,実際にどのような 場所,店,工場で事業が営まれているのかを知ることを目的として行っている。ヒアリング内容 は,「事業の内容と状況」「つくばで事業を行うことの感想」「行政への率直な意見・希望」を伺 うことを中心に,特に業種,規模,地域性などからくる市内産業振興の課題となるようなものが あれば,掘り下げて伺うように努めている。事業者側への個別の対応が必要な場合は,速やかに 関連情報提供や課題解決に向けた支援などを行っている。(平成15年より累計600社を訪問)
20)推進委員会
【目的・対象】市の産業振興上の課題の発見・整理,具体的取り組み方策の検討及び試行
平成20年度からの5年間の推進委員会の取り組みは,テーマ別に部会を設置した。この5年 間の推進委員会では,「連携」をキーワードに,課題の発見・整理,施策や具体的事業内容の検 討及び試行を進めた。特に,商業・サービス業の振興に関わる取り組みに重点を置いている。 <平成20年度>
■ 第1部会:「拠点性の向上」部会
つくばが広域的産業拠点になるため,都心機能(教育,文化,ビジネス・業務,商業,研究交 流・コンベンション)と物流機能の現状を把握し,それぞれの機能に対する考え方を整理して, 今後の方策提案を行った。
⇒「つくばセンター地区活性化協議会」の活動へ 産業振興の目的
現在の施策
- 11 - ■ 第2部会:「地域資源の活用」部会
地域にある資源を活かしたビジネスや,資源をより魅力的なものとする活動を活性化させるた め,どのような考え方やスキームが必要なのか,現場からの声を反映した連携活動につながる提 案を行った。
⇒平成21年度推進委員会第3部会「地域資源の発掘と連携」部会に継続 ■ 第3部会:「地域の暮らしを支えるビジネス」
TX 沿線開発により,つくばの商業施設配置が大きな転換期を迎える一方,沿線開発地域以外 の集落では,少子高齢化現象が見られ,商業・サービス機能が衰退している。そういった地域の 暮らしを支えるビジネス活動の具体的展開について,アイデアを出し,その実現性について議論 を行った。
⇒平成21年度推進委員会第3部会「地域の暮らしを支える連携」部会で,モデル地区(谷田部地 区)を指定し,具体的方策についての議論へ
<平成21年度>
■ 第1部会:「地域商業連携」部会
市内のみならず,周辺市町村においても商業モールの新設が続いているなか,既存の商業・サ ービス業と市内の大規模商業施設が,互いに強みを活かした特色ある展開方法・連携方法を見出 すための意見交換を行った。
⇒平成22年度推進委員会第1部会「地域商業連携」部会に継続 ■ 第2部会:「地域の暮らしを支える連携」部会
谷田部商店街をモデルとして「地域の暮らしを支える場としての商店街」について検討と試行 (谷田部秋まつり)を行った。
⇒谷田部タウンネットが発足,市・商工会と協力して再活性化のための活動を開始。
⇒平成22年度推進委員会第2部会「地域の暮らしを支える連携」部会で,新たなモデル地区(茎 崎地区)を指定し,具体的方策について議論へ
■ 第3部会:「地域資源の発掘と連携」部会
地域資源としての定義付けと発掘の理由と手法及び資源をブランド化する連携の仕組みづく りの検討を行った。
⇒様々な連携活動の拡がり
⇒平成22年度推進委員会第3部会「連携促進」部会に継続 <平成22年度>
■ 第1部会:「地域商業連携」部会
地域の魅力である店舗の継続と,大規模商業施設の存続のために,健全な競争と共存共栄の形 を目指して議論し,地域商業連携事業「つくばパーティ」を立案,検討した。
⇒平成23年度推進委員会第1部会「地域商業連携」部会で,「つくばパーティ」の試行へ ■ 第2部会:「地域の暮らしを支える連携」部会
昭和40年代後半から50年代にかけて民間事業者によって開発された団地が多くある茎崎地区 を対象に,団地住民をはじめとした高齢化の進む地域の暮らしを支える商業・サービス業として 何が望まれているのかを把握し,その具現化の方向について検討を行った。
- 12 - ■ 第3部会:「連携促進」部会
現在の推進委員会での取り組みや,具体的な活動に展開しているグループ,各種の産業振興施 策を活用するなどして継続している活動などの現状を把握し,それぞれの活動のさらなる展開の ためのアドバイスや産業施策に対する提案を行った。特に第1部会「地域商業連携」部会の具体 的な地域商業連携事業について検討を行い,「つくばパーティ」を企画,立案した。
⇒平成23年度第1部会「地域商業連携」部会で,「つくばパーティ」作業チームとして活動 <平成23年度>
■ 第1部会:「地域商業連携」部会
地域商業と大規模商業施設の連携事業である「つくばパーティ」を試行し,今後の連携事業の あり方や継続の形について議論した。試行に当たっては,平成22年度第 3部会「連携促進」部 会のメンバーを中心に,つくばパーティ作業チームを組織し,活動した。
⇒平成24年度の「つくばパーティ」事業へ ■ 第2部会「地域の暮らしを支える連携」部会
前年度の検討を踏まえて,地域住民を対象とした買い物環境についてのアンケート調査を実施 し,次年度以降の取り組みについての検討を行った。
⇒平成24年度推進委員会第2部会「地域の暮らしを支える連携」部会に継続 <平成24年度>
■ 第1部会:「産業活動推進」部会
「市内既存事業者の事業発展・事業継承」と「新たな産業の担い手の創出・誘致」の2つの問 題意識から,現状の課題の発掘・整理及び展開のアイデア出しを行い,次年度以降の産業活性化 に向けた支援活動・環境づくり(新たな施策の立ち上げ,推進委員会の新たなテーマ,既存組織 の取り組み強化,市内事業者による連携活動,など)につなげる提案を行った
■ 第2部会「地域の暮らしを支える連携」部会
- 13 - 21)つくば産業セミナー
【目的・対象】市内事業所の新たな事業展開の推進,人材育成支援
産業振興を通じて地域活性化を図るため,担い手となる人材育成を目指し,特に商業・サービ ス業や各種連携活動を中心にセミナーを開催している。推進委員会での取り組みやその他産業振 興活動の現状に合わせ,テーマを検討している。
<平成20年度>
第1回:中小企業でも簡単に出来る福祉ビジネスのススメ 講師 (有)ライフデザイン代表取締役 大内 俊一 氏
第2回:魅力ある農産物商品づくりによる地域活性化∼ブランドづくり,そして展開への戦略∼ 講師 マーケティング・プロデューサー 平岡 豊 氏
<平成21年度>
第1回:地域資源活用事業の取り組み
講師 行方市商工会 地域振興課 課長 荒原 求 氏/課長補佐 平野 敬子 氏 <平成22年度>
第1回:『着地型観光』の可能性と拡げ方
∼人を呼び込む地域の魅力のつくり方・見せ方とは?∼ 講師 (財)日本交通公社 主任研究員 中野 文彦 氏 第2回:商業はみんなの暮らしの基盤です
∼高齢化する団地の『買い物難民』問題を地域の力で解決する方策をともに考えよう∼ 講師 UR都市機構東日本支社住まいサポート業務ストック改善事業チーム 森内 寿弥 氏 <平成23年度>
第1回:動く商店街を考えよう∼ビジネスの形態が変わると,地域の暮らしが豊かになる 講師 筑波大学芸術系准教授 渡和由 氏
東京大学大学院工学系博士課程 鈴木亮平 氏 第2回:出会いの機会を活かした実践的営業法
~日本唯一の 小心者専門営業コンサルタント が語る~
講師 営業コンサルタント モエル(株)代表取締役 木戸 一敏 氏 <平成24年度>
第1回:「売り込み上手」になるためのPR法
講師 (株)オリファイ 代表取締役 山田 進一 氏
- 14 - ⑤グループ活動の支援
22)つくば駅前賑わい創出事業
【目的・対象】つくば駅前の賑わいづくりを担う企業の活動支援(駅前商業の活性化)
冬のつくば駅前(センター広場・中央公園・商業施設・ペデストリアンデッキ上など)を市民 参加型の手法を使ったイルミネーションによるライトアップすることにより,駅前の賑わいを創 出し,駅前商業の活性化につなげるための補助金を交付している。つくば青年会議所やつくばセ ンター地区活性化協議会等との連携のもと,年々市民参加型のレパートリーやライトアップの範 囲やバリエーションが広がり,冬のつくば駅前のイベントとして市民に定着している。
23)北条のまちづくり活動の支援
【目的・対象】つくば駅前の賑わいづくりを担う企業の活動支援(駅前商業の活性化)
市・商工会が支援したワーキンググループ活動を平成16年度からスタートし,平成19年9月 に北条の町の活性化と地域コミュニティの核である商店街の賑わいを取り戻すため設立された 「北条街づくり振興会」に対して,商工会を通じて継続した支援を行っている。その他,北条商 店会に対して,年4回実施する『北条市』開催の支援を継続している。
北条商店街は,2012年5月に発生した竜巻により甚大な被害を受けた。その復興を目指し,「北 条復興まちづくり協議会」が6月に設立され,商店街の復興や新たな街づくりについて協議を始 めている。
24)つくばものづくりオーケストラ(MO T’ s)の活動支援
【目的・対象】市内事業所の大学・研究機関との連携促進及び販路拡大の支援
つくば市内の研究所や大手企業内で技術展示会を開くなどの,一企業では営業困難な研究者や 技術者との繋がりのための支援を行い,産学官連携などを機軸とした企業の技術力の向上を目指 して組織されたMOT’sの活動を支援している。MOT’sは,2003年度のワーキンググループ活動 からスタートし,2010年に会則を制定,会員制組織となった。
事務局:つくば市商工会におき,現在会員数33。
実施年度 開催場所:出展社数
H16年度(1回) (独)産業技術総合研究所(AIST)
H17年度(3回) AIST:19/(独)農研機構(NARO):22/(国)筑波大学(筑波大):18
H18年度(3回) (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA):19/AIST:16/(独)物質・材料研究機構(NIMS):19
H19年度(3回) AIST:19/JAXA:21/NARO:20
H20年度(4回) AIST× 2:延べ51/NIMS:27/JAXA:27
H21年度(8回)
AIST× 2:延べ 52/JAXA× 2:延べ 47/NIMS:21/(共)高エネルギー加速器研究機構 (KEK):29/筑波大/NARO:28
H22年度(8回)
AIST× 2:55/KEK:32/NIMS:31/住友化学筑波研究所/JAXA:28/NARO:26 (独)森林総合研究所(FFPRI):20
H23年度(6回)
NIMS:24/KEK:23/JAXA:19/(一財)日本自動車研究所(JARI):27/AIST:23 FFPRI:11
- 15 - (4)市役所内他部署による関連事業
①つくば産産学連携促進市 in アキバ(つくば市東京事務所)
【目的・対象】市内企業及び大学・研究機関の産産連携・産学連携の推進
つくば市内の大学や研究機関が持つ優れた技術や機能を広く紹介し,市外中小企業にとって有 意義な情報を提供するとともに,市内企業の持つ注目すべき事業や技術を紹介するイベント。産 産連携,産学連携の機会を拡げ,さらにはつくば市の「産業都市」としての魅力や特徴をアピー ルするため,平成 19 年度より毎年開催している。東京事務所と連携して,出展企業の調整や企 画内容の検討や出展企業の調整を行っている。
②つくばコレクション(つくば市観光物産課)
【目的・対象】地域資源を活用した物産品開発及び市内外に向けたPR
市内の物産品の中でも,特に優れた物産品として市が認証した製品が「つくばコレクション」 で,現在,食料加工品 14 品目が認証を受けている。今後の販売促進を通して,地域経済の活性 化やつくば市のイメージアップにつなげる活動が求められている。
農商工連携や 6 次産業化の活動を促進するための一つの制度であり,今後,「つくばコレクショ ン」の動きと連携した産業振興方策を検討する必要がある。
③つくば・いなか体験応援隊(つくば市農業課) 【目的・対象】グリーン・ツーリズムの推進
市内で農業体験やいなか体験の受け入れを行う農家が集まり,平成 19 年に発足した応援隊。 野菜・果樹の収穫体験,田植え・稲刈りなどの農作業体験,工芸・加工体験などの受入れのほか, 都内イベントでの野菜の出張販売などを行っている。
- 16 - (5)支援機関・民間企業等による活動
①支援機関
◆ つくば市商工会
小規模事業者を中心とした会員を対象に,経営,税務,金融等を中心とした経営改善普及事業 と創業や経営革新などの中小企業支援事業等を行っている。各種イベントの開催による会員の事 業発展や地域活性化の総合的な活動も実施している。
推進委員会やつくば産業セミナー(P10 参照)の事務局,つくば産業フェア(P7 参照)の開催 など,特に市内小規模事業者向けの事業を市と連携して行っている。
◆ 株式会社つくば研究支援センター
茨城県,日本政策投資銀行および民間 76 企業が,関係省庁の協力を得て設立した第三セクタ ー。筑波研究学園都市に立地する大学・公的研究機関との連携を軸に,インキュベーション施設 の運用や入居企業の支援,各種産学連携活動の支援等を行っている。
茨城県圏央道沿線地域産業・交流活性化協議会(P6 参照)や「技術開発クラブ」プロジェクト (P10参照)など,特に企業誘致や研究・技術開発支援の事業を市と連携して行っている。また, 産学連携の推進に大きな役割を果たしている。
②まちづくり
◆ つくばセンター地区活性化協議会
つくばセンター地区に立地する企業を中心に,エリアマネジメント組織として平成21年7月 に発足。賑わいの創出,清掃・防災・防犯等の地域貢献活動を行うことを目的としている。 ◆ 北条街づくり振興会(北条商店街)
地域に残る歴史的な店蔵を保全・活用しながら,地域活性化に取り組んでいる。平成 19 年度 の「市民提案型つくばスタイル事業交付金」で復活した北条市は年4回開催されている。
北条商店街は,平成24年5月に発生した竜巻により甚大な被害を受けた。その復興を目指し, 「北条復興まちづくり協議会」が6月に設立され,商店街の復興や新たな街づくりについて協議 を始めている。
◆ 谷田部タウンネット(谷田部商店街)
千歳通りボランティア会によって,平成 16 年よりクリスマスイルミネーションが行われてい る。また,平成21 年度推進委員会第2部会開催をきっかけに,若手商店主を中心に商店街活性 化を目指す谷田部タウンネットが組織された。
◆ テクノパーク桜商店会
テクノパーク桜地区住民の自治会員を中心に集まった「テクノパーク桜まちづくりを考える 会」が企画・実施した地域のお祭り「テクノパーク桜まつり」等を通して繋がりが出来た商店主 たちが集まり,平成24年3月に発足した新しい商店会。15店舗の加入からスタートし,共通ポ イントカードの発行や住民組織と連携した地域のお祭りの開催等を実施していく予定。
◆ (一社)つくば青年会議所
- 17 -
運営,「つくば光の森」「ツール・ド・つくば」の開催など,つくばの賑わいづくりに大きな役割 を担っている。平成24年4月には,地元の特産物を使用した食のイベント「つくばの食 王座 決定戦」を開催した。
③観光資源・特産品開発 ◆ 筑波山旅館組合青年部
これまで,「筑波山の御神木(つくばうむ)」「TX サブレ」「つくばうどん」「つくばっ茶」「福 来プレミア(福来みかんビール)」「つくばピンズ」などの商品を開発・販売している。
◆ つくばチョウザメ産業創出プロジェクト
市内の工業団地に立地する「フジキン」(本社・大阪市)が,研究工場の特殊水槽で養殖して いるチョウザメを街おこしに生かそうと,平成22年3月に商店主を中心とした有志でスタート したプロジェクト。平成 22 年秋からは,市内の休耕田を利用した池でチョウザメの幼魚約1千 匹を育てている。本格的に出荷するまではあと 2∼3 年以上がかかる見通しで,現在はフジキン の成魚を使って,飲食業者や食品加工業者などと研究・開発を進めている。
◆ つくばの良い品プロジェクト
平成 15 年度に市と商工会が支援してスタートした「特産品ワーキンググループ」の活動をき っかけに,統一包装紙・袋・ロゴの製作や新特産品開発を続け,平成 19 年に「つくばの良い品 有限責任事業組合」を設立して組織化し,現在は「つくばの良い品株式会社」として,TX つく ば駅構内にある『TXアベニューつくば』の店舗運営を始め,特産品の企画・開発・製造・販売, キャラクターグッズの製造・販売,各種イベントの実施及び企画・運営に取り組んでいる。現在 45社が加盟。
◆ つくばふるさと地域協議会(福来みかん)
農山漁村地域力発掘支援モデル事業で取り組んだ。福来みかんを使った土産物開発,福来みか んの植樹(景観づくりも目的の一つ)を行った。福来みかん酒を開発・販売。
◆ 「パンの街つくば」プロジェクト
平成 16 年より始まった,つくば市内のパン製造業者が共同で行うプロジェクト。プロジェク ト参加店舗が季節感あふれる食材を使って独自に考える「旬パン」や地産地消のパン作りなどに 取り組んでいる。
④農商工連携プロジェクト
◆ ホッと!ライス(中山環境エンジ株式会社)
平成 18 年度経済産業省 関東経済産業局採択 連携体構築支援事業として,温かくておいしい 非常食「ホッと!ライス」を開発し,販売している。
◆ つくば豚(有限会社筑波ハム)
- 18 -
(6)産業戦略会議の提言「つくば市の産業活動の活性化に係る提言・要望」
平成23年11月11日,戦略会議はつくば市長に対し,以下の提言・提案を行った。
①産学官連携を活用したイノベーションの促進 <方向性②> (現状・課題)
つくば市は,多くの研究機関が集積しているメリットを活かし,生活支援分野など人にやさしい 次世代ロボット関連産業を育成する「ロボットの街つくば」プロジェクトなど,様々な分野で先進 的な取り組みを実施中である。さらに,今年度,発足した「つくばグローバル・イノベーション推 進機構」を核として,“ グリーンイノベーション” 及び“ ライフイノベーション” を中心とした国 際的なイノベーションの拠点形成を目指している。
(提言・要望)
これらイノベーションの促進に向けた産学官連携をより活性化し,研究開発型企業の集積につな がる取り組みとして,市が推進している「技術開発クラブ」と「つくばグローバル・イノベーショ ン推進機構」との連携を推進するとともに,より早期な成果が創出できるように,市の事務体制の 強化も図られたい。
②低炭素社会に適応した産業育成 <方向性①・⑥> (現状・課題)
つくば市は,「つくば環境スタイル」を掲げ,低炭素社会の実現に向けた先進的な取り組みを実 施している。また,東日本大震災以降,社会のあり方として産業界のエネルギー問題に対する取り 組みは,さらに重要性を増している。しかし,円高などによる景気の低迷により,産業界としての 取り組みにも限界がある。
(提言・要望)
市内事業者の低炭素社会の実現に配慮した取り組みを奨励するとともに,再生可能エネルギー技 術や省エネルギー技術の開発などに係る産学官連携の強化,技術開発への助成制度の充実等を推進 し,低炭素社会に貢献する技術開発のなお一層の支援等を図られたい。
③企業誘致の促進 <方向性①・③> (現状・課題)
つくばエクスプレス(以下,TX)の開業や圏央道の開通による交通網の広域化は,企業誘致の可 能性を大きく広げている。一方で,東日本大震災の影響が大きく,不安定な経済状況が続く現状に おいては,つくばの持つポテンシャルを活かしきれているとはいえず,企業誘致のための誘導策が 必要である。
(提言・要望)
- 19 - ④地力のあるものづくり主体の支援 <方向性①> (現状・課題)
つくば市の製造業等は,小規模事業者が多く,また,特化した技術を活かして発展している企業 は限られている。企業誘致だけではなく,市内で生まれた企業が地域で他企業や他産業をも巻き込 む牽引力をもつ「中堅企業」に育つよう支援していくことが必要である。
(提言・要望)
市内に立地する既存事業者及びベンチャー企業が,市を代表するような中堅企業に育つよう新技 術・新商品の開発及びその情報発信,マッチングなどの場の提供等の支援制度の拡充を図られたい。
⑤産業インフラの整備及び地域と共存するまちづくりの実現 <方向性④・⑥> (現状・課題)
TX 沿線開発等に伴う市街化の進展は,以前より立地している事業所・工場の操業環境に大きな 影響を及ぼしている。また,産業インフラの未整備地区等の課題を持つ地区では,早急な対応が求 められている。
(提言・要望)
産業インフラが脆弱な地区にあっては早急に整備を進めるとともに,工業集積地が地域と共存で きるようなまちづくりを推進するために,緩衝帯を設けるなど企業が事業を継続できる環境作りを 関係機関及び地域住民と連携し積極的に進められたい。
⑥地域商業の振興 <方向性⑥> (現状・課題)
TX 開業を機に,集客力の大きい大型商業施設が市内及び周辺市町に相次いで立地している。一 方で,TX開業に起因し周辺部の地域商業は,衰退が加速化している。
(提言・要望)
- 20 - 2.つくば市の産業の姿と特徴
(1)つくば市の人口と所得
①人口推移・人口増加率(国勢調査:常住人口調査<各年10月1日現在>)
つくば市の人口は,一貫して伸び続け,つくばエクスプレス(以下,TX)が開通した平成17年に 20万人を突破した。平成23年10月1日現在の人口は,215,887人である。
図表1 つくば市の人口推移
, , , , ,
S S H H H H H
人
127, 401人
150, 074人
168, 466人
182, 327人
191, 814人
200, 528人
214, 590人
茨城県内主要自治体と比較すると,高い人口増加率であることが分かる。茨城県全体として人口減 少に転じた平成17年∼平成22年においても,年平均増加率は1%以上と,高い値を保っている。
図表2 茨城県内主要自治体の人口推移(表)と年平均増加率(グラフ) 茨城県 つくば市 土浦市 水戸市 日立市 古河市
H7 2,955,530 182,327 141,862 261,275 212,304 146,010
H12 2,985,676 191,814 144,106 261,562 206,589 146,452
H17 2,975,167 200,528 144,060 262,603 199,218 145,265
H22 2,969,770 214,590 143,839 268,750 193,129 142,995
-0.04%
1.40%
-0.03%
0.47%
-0.61%
-0.31%
-1.0% -0.5% 0.0% 0.5% 1.0% 1.5%
茨城県 つくば市 土浦市 水戸市 日立市 古河市
- 21 - ②人口ピラミッド(平成22年国勢調査)
つくば市の人口ピラミッドを見ると,全国に比 べて若い世代の割合が多いことが分かる(図表3)。 その中でも特に,筑波研究学園都市及びTX沿線開 発地域を多く持つ谷田部地区・桜地区では,その傾 向が強い(図表4)。一方で,それとは対照的に,TX 沿線開発地区から離れている地区である筑波地区・ 茎崎地区では,高齢化が進展している(図表5)。
若い世代が多く住むTX沿線には多くの大型商業 施設が立地する一方,そこから離れた地区では商店 街の規模の縮小と高齢化の進展が相まって,買い物 弱者問題が表面化してきている。
③人口推計(国立社会保障・人口問題研究所/国勢調査) つくば市は,平成37年まで人口増加が続くと予想 されているが, 65歳以上の老年人口は増え続ける一 方, 15∼64歳の生産年齢人口は平成22年から平成 27年にかけて減少すると予想されている。全体の消 費量が減少し,かつ増加する高齢者の暮らしを支える 商業機能の確保が求められていく中,現況は大型商業 施設の新規立地が続き,地元に根差した商業機能の低 下が顕著になっている。
図表3 つくば市(横棒)と全国(折れ線)
図表4 谷田部地区(横棒)とつくば市(折れ線) 図表5 茎崎地区(横棒)とつくば市(折れ線)
図表6 つくば市の年齢別人口推計
総数 ∼14歳 15∼64歳 65歳∼
実
数
H12 191,814 30,500 136,860 24,454
H17 200,528 30,151 141,957 28,419
H22 214,590 32,225 145,431 33,933
人
口
推
計
H22 206,227 29,186 143,446 33,596
H27 209,741 27,325 141,626 40,791 H32 211,933 25,290 140,786 45,857
H37 212,711 23,744 139,517 49,449
H42 211,916 22,780 136,231 52,907
- 22 - ④昼夜間人口比(国勢調査)
つくば市の昼夜間人口比(昼間/夜間人口)を見ると,平成22年で108.7%と昼間人口のほうが多 くなっている。国際科学技術博覧会の開催された昭和 60 年以降は昼間人口のほうが一貫して高く, 特に平成2年以降はその傾向が強くなっている。平成17年から平成22年にかけて若干その比率が低 くなったのは,TX開業に伴う定住者の増加(ベットタウン化)の影響と考えられる。
図表7 つくば市の昼夜間人口比の推移 昼夜間
人口比
昼間 人口
夜間 人口
S55 98.8% 109,178 110,529
S60 101.5% 129,458 127,496
H 2 100.4% 168,630 167,998 H 7 103.7% 189,013 182,322 H12 107.4% 205,972 191,814
H17 109.0% 218,486 200,527
H22 108.7% 233,183 214,590
茨城県の主要自治体の昼夜間人口比と比較しても,つくば市の昼夜間人口比率は高い。平成 12 年 には4.1ポイントあった土浦市との差も,平成22年にはわずか0.6ポイントの差になっている。
一方,都内を除くTX沿線自治体は,つくば市以外は夜間人口の割合が高い。つくば市は土浦市と ともに,この茨城県南地域における業務核都市としての役割を果たしている。
図表8 茨城県内主要自治体及びTX沿線自治体の昼夜間人口比
つくば 土浦 水戸 日立 古河
つくば
みらい
守谷 柏 流山 郷
H12 107.4% 111.5% 115.8% 106.6% 91.8% 84.9% 81.0% 86.5% 70.3% 79.2%
H17 109.0% 110.3% 115.1% 106.4% 91.7% 86.6% 82.0% 90.0% 72.0% 82.3%
H22 108.7% 109.3% 112.8% 107.5% 93.2% 87.3% 81.4% 89.8% 74.6% 85.6% 夜間人口
(H22) 214,590 143,839 268,750 193,129 142,995 44,461 62,482 404,012 163,984 131,415
108.7% 109.3% 112.8% 107.5%
93.2%
87.3%
81.4%
89.8%
74.6%
85.6%
70% 80% 90% 100% 110% 120%
つ くば 土 浦 水 戸 日 立 古 河 つ くば
み らい
守 谷 柏 流 山 三 郷
成12 成17 成22 98.8%
101.5% 100.4%
103.7% 107.4%
109.0% 108.7%
90% 95% 100% 105% 110% 115% 120%
- 23 - ⑤転入率・転出率
つくば市の転入率・転出率は,両者とも茨城県内主要自治体よりも高く,つくば市は居住者の流動 性が高い街と言える。転入者の転入元では,県内他市町村よりも県外のほうが多く,国外からも3,000 名を超える転入があった。
図表9 茨城県内主要自治体の転出入の状況(国勢調査:平成17年⇒平成22年)
H22
常住者
aH22 常住者
歳以
b転入者 歳以
転入率 b a
cH17 常住者
d転出者 歳以
転出率 d c
つくば市 214,590 200,527 38,519 19.2% 200,528 29,188 14.6% 土浦市 143,839 136,832 17,291 12.6% 144,060 16,636 12.2% 水戸市 268,750 253,018 33,747 13.3% 262,603 30,248 12.0% 日立市 193,129 184,992 15,053 8.1% 199,218 17,284 9.3% 古河市 142,995 137,111 10,625 7.7% 145,265 10,917 8.0%
※ つくば市転入者の転入元内訳:県内他市町村11,173名,県外24,052名,国外3,294名
19.20% 12.60% 13.30% 8.10% 7.70% 14.60% 12.20% 12.00% 9.30% 8.00% 0% 5% 10% 15% 20% 25%
つくば市 土浦市 水戸市 日立市 古河市
転入率 転出率
⑥外国人登録者数及び外国人研究者(茨城県及び筑波研究学園都市交流協議会調べ)
つくば市は,平成24年12月末現在で,約7,000名の外国人登録者がおり(図表10),茨城県内の 登録数の約15%を占める。また,平成23年3月の茨城県及び筑波研究学園都市交流協議会による「筑 波研究学園都市外国人研究者等調査報告書」によると,平成 21 年度に筑波研究学園都市内にある研 究所に2週間以上滞在した外国人研究者は5,078名であった(図表11)。長期滞在,短期滞在ともに, 多くの外国人が訪れているのが,つくば市の特徴といえよう。
図表10 外国人登録者数が多い茨城県市町村トップ5 登録数 割合
つくば市 6,999 14.11% 常総市 3,945 7.95% 土浦市 3,414 6.88% 水戸市 2,877 5.80% 古河市 2,344 4.73%
茨城県 49,608 -
※ 各市町村が平成24年12月末現在の外国人登録人員 数を法務省に報告する「期報」をとりまとめたもの
図表11 筑波研究学園都市の外国人研究者数
(平成21年度・2週間以上滞在) 受入機関数 外国人研究者数 国公立機関 21 5019
公益法人 3 12
学校法人 3 11
民間機関 15 36
- 24 - ⑦市町村民所得
つくば市の市町村民所得は,茨城県内で水戸市に次いで2番目に多い。平成20年までは増加傾向 であったが,平成20年から平成21年で減少している。
図表12 茨城県内主要自治体・TX沿線自治体の市町村民所得の推移(単位:百万円)
H17 H18 H19 H20 H21
水戸市 772,631 793,130 819,052 816,853 752,408 つくば市 706,602 719,609 757,400 762,644 717,345 日立市 518,909 527,116 559,310 563,720 498,555 土浦市 444,553 458,910 471,937 461,393 405,968 古河市 384,192 391,963 403,740 395,886 359,191 守谷市 177,046 188,010 204,306 209,356 203,976 つくばみらい市 115,838 128,761 137,649 138,013 116,787
1人当たりの市町村民所得では,つくば市は茨城県内で最も高い。茨城県内では県南地区が高い傾 向にある。市町村全体と同じく,平成20年から平成21年で減少している。
図表13 茨城県内主要自治体・TX沿線自治体の1人当たり市町村民所得の推移(単位:千円)
H17 H18 H19 H20 H21
つくば市 3,524 3,540 3,665 3,642 3,377 守谷市 3,297 3,371 3,559 3,557 3,360 水戸市 2,942 3,013 3,106 3,092 2,836 土浦市 3,086 3,193 3,279 3,211 2,809 つくばみらい市 2,883 3,177 3,301 3,236 2,681 日立市 2,605 2,664 2,850 2,895 2,576 古河市 2,645 2,708 2,796 2,745 2,497
○ 人口が増加している ○ 若い世代の割合が高い
● 高齢化の進展している地域がある ○ 昼夜間人口比が高い
△ 他地域(国外を含む)からの流入者が多い
- 25 - (2)つくば市の産業構造
①産業3部門別就業者数の経年変化(従業地による:国勢調査)
つくば市で働いている人の就業構造の経年変化を産業3部門別にみると,第1・2次産業の割合が 減る一方,第3次産業の割合が年々高くなり,第3次産業化が進んでいる。
図表14 つくば市の産業3部門別就業者数の経年変化
H12 H17 H22
就業者数 構成比 就業者数 構成比 就業者数 構成比 第1次産業 5,459 5.2% 4,343 4.0% 3,260 3.0% 第2次産業 22,450 21.5% 20,484 18.9% 20,253 18.7% 第3次産業 76,606 73.3% 83,831 77.2% 84,799 78.3% 分類不能 2,086 - 3,763 - 10,473 -
総数 106,601 112,421 118,785
※ 産業3部門の割合は,総数から「分類不能の産業」を除いて算出
5.2% 4.0% 3.0%
21.5% 18.9% 18.7%
73.3% 77.2% 78.3%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
平成12年 平成17年 平成22年
第1次産業 第2次産業 第3次産業
②産業3部門別就業者の構成比
つくば市の産業3部門別就業者の構成比を茨城県と全国の構成比と比較すると,第2次産業の割合 が低く,第3次産業の割合が高い。
図表15 産業3部門別就業者の構成比(つくば市・茨城県・全国)
つくば市 茨城県 全国
就業者数 構成比 就業者数 構成比 就業者数 構成比
第1次産業 3,260 3.0% 83,010 6.5% 2,381,415 4.2% 第2次産業 20,253 18.7% 396,251 30.9% 14,123,282 25.2% 第3次産業 84,799 78.3% 805,181 62.7% 39,646,316 70.6% 分類不能 10,473 - 71,371 - 3,460,298 -
総数 118,785 1,355,813 59,611,311
※ 産業3部門の割合は,総数から「分類不能の産業」を除いて算出
3.0% 6.5% 4.2%
18.7% 30.9% 25.2%
78.3% 62.7% 70.6%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
つくば市 茨城県 全国
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③産業大分類別事業所数及び事業所構成比(つくば市・茨城県・全国:平成24年経済センサス<速報>) つくば市の産業大分類別事業所構成を見ると,最も多いのが「卸売業,小売業」の 27.99%,次い で「建設業」の12.83%,「宿泊業,飲食サービス業」の11.60%となっている。
茨城県及び全国の構成比と比較すると,「製造業」の割合の低さが目立つ。また,茨城県は「建設 業」の割合が高く,つくば市も例外でなく全国の割合より 3 ポイントほど高い。「卸売業,小売業」 と「学術研究,専門・技術サービス業」が,全国の割合よりも若干(1∼2ポイント)高い。
図表16 産業大分類別事業所数及び事業所構成比(民営:つくば市・茨城県・全国)
つくば市 茨城県
構成比
全国 構成比
H24 H21
事業所数 構成比 事業所数 構成比 H24 H24
農林漁業 54 0.68% 64 0.77% 0.68% 0.54%
鉱業,採石業,砂利採取業 4 0.05% 6 0.07% 0.07% 0.04%
建設業 1,015 12.83% 1,074 12.94% 13.59% 9.64%
製造業 436 5.51% 435 5.24% 9.82% 9.18%
電気・ガス・熱供給・水道業 2 0.03% 4 0.05% 0.08% 0.08%
情報通信業 134 1.69% 155 1.87% 0.73% 1.25%
運輸業,郵便業 158 2.00% 167 2.01% 2.93% 2.47%
卸売業,小売業 2,214 27.99% 2,326 28.02% 25.97% 25.99%
金融業,保険業 125 1.58% 110 1.32% 1.44% 1.62%
不動産業,物品賃貸業 465 5.88% 465 5.60% 5.15% 6.96%
学術研究,専門・技術サービス業 424 5.36% 478 5.76% 3.27% 3.90%
宿泊業,飲食サービス業 918 11.60% 987 11.89% 11.33% 13.02%
生活関連サービス業,娯楽業 692 8.75% 726 8.74% 9.79% 8.72%
教育,学習支援業 218 2.76% 203 2.45% 2.76% 2.93%
医療,福祉 458 5.79% 449 5.41% 5.36% 6.44%
複合サービス事業 41 0.52% 49 0.59% 0.61% 0.59%
サービス業(他に分類されないもの) 553 6.99% 604 7.28% 6.42% 6.62%
全産業(公務を除く) 7,911 100% 8,302 100% 100% 100%
【つくば市】
【全国】 建設業
12.83% 製造業
5.51%
卸売業, 小売業 27.99% 学術研究,
専門 技術 ビ ス業 5.36% 宿泊業,
飲食 ビ ス業 11.60%
教育, 学習支援業
2.76%
医療,福祉 5.79%
建設業 9.64%
製造業 9.18%
卸売業, 小売業 25.99% 学術研究,
専門 技術 ビ ス業 3.90% 宿泊業,
飲食 ビ ス業 13.02%
教育, 学習支援業
2.93%
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④産業大分類別従業員数及び従業員構成比(つくば市・茨城県・全国:平成24年経済センサス<速報>) つくば市の産業大分類別従業員構成を見ると,最も多いのが「学術研究,専門・技術サービス業」 の17.77%,次いで「卸売業,小売業」の17.91%となっている。
茨城県及び全国の構成比と比較すると,全国の割合よりも「学術研究,専門・技術サービス業」が 約13.5ポイント,「教育,学習支援業」が約4.5ポイントと,この2つの業種で20ポイント近く高 くなっている。大学・研究機関の集積を表した結果であるが,この2業種のポイントの高さに引っ張 られ,それ以外の業種の割合は軒並み全国・茨城県よりも低い値となっている。その中でも,特に「製 造業」は茨城県よりも14ポイントも低くなっている。
図表17 産業大分類別従業員数及び従業員構成比(民営:つくば市・茨城県・全国)
つくば市 茨城県
構成比
全国 構成比
H24 H21
事業所数 構成比 事業所数 構成比 H24 H24
農林漁業 597 0.52% 800 0.69% 0.83% 0.62%
鉱業,採石業,砂利採取業 14 0.01% 34 0.03% 0.05% 0.04%
建設業 6,286 5.44% 6,802 5.85% 7.70% 6.97%
製造業 11,025 9.55% 10,534 9.06% 23.65% 16.73%
電気・ガス・熱供給・水道業 17 0.01% 86 0.07% 0.38% 0.36%
情報通信業 1,945 1.68% 2,128 1.83% 1.47% 2.98%
運輸業,郵便業 3,598 3.12% 3,771 3.24% 6.35% 5.88%
卸売業,小売業 20,688 17.91% 21,458 18.46% 19.14% 21.28%
金融業,保険業 2,380 2.06% 1,501 1.29% 2.12% 2.77%
不動産業,物品賃貸業 2,151 1.86% 2,163 1.86% 1.55% 2.62%
学術研究,専門・技術サービス業 20,529 17.77% 21,828 18.78% 4.16% 2.82%
宿泊業,飲食サービス業 10,197 8.83% 10,554 9.08% 8.03% 9.62%
生活関連サービス業,娯楽業 4,315 3.74% 4,584 3.94% 4.87% 4.46%
教育,学習支援業 8,074 6.99% 8,179 7.04% 2.55% 3.06%
医療,福祉 13,641 11.81% 10,812 9.30% 9.98% 11.10%
複合サービス事業 336 0.29% 431 0.37% 0.57% 0.62%
サービス業(他に分類されないもの) 9,705 8.40% 10,549 9.08% 6.60% 8.07%
全産業(公務を除く) 115,498 100% 116,214 100% 100% 100%
【つくば市】 【全国】
建設業 5.44%
製造業 9.55%
卸売業, 小売業 17.91% 学術研究,
専門 技術 ビ ス業 17.77% 宿泊業,
飲食 ビ ス業 8.83% 教育, 学習支援業
6.99%
医療,福祉 11.81%
建設業 6.97%
製造業 16.73%
卸売業, 小売業 21.28% 学術研究,
専門 技術 ビ ス業 17.77% 宿泊業,
飲食 ビ ス業 9.62%
教育, 学習支援業
3.06%
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⑤経済活動別市内総生産の内訳(平成21年市町村所得年報ほか)
平成21年のつくば市の市内総生産の経済活動別内訳をみると,「サービス業(24.62%)」と「政府 サービス生産者(23.69%)」で半数近くを占める。特に「政府サービス生産者」は全国を 14 ポイン ト上回っており,つくば市特有の特徴といえる。茨城県が全国と比べて相対的に高い「製造業」の割 合は低い。
図表18 経済活動別市内総生産の内訳(平成21年:つくば市・茨城県・全国) 市内総生産に占める割合
つくば市(百万円) 茨城県 全国
農林水産業 6,349 0.80% 2.41% 1.09%
鉱業 268 0.03% 0.10% 0.08%
製造業 97,148 12.21% 26.23% 17.89% 建設業 43,310 5.44% 4.51% 4.88%
電気・ガス・水道業 13,044 1.64% 2.59% 2.47%
卸売・小売業 82,594 10.38% 8.12% 12.48%
金融・保険業 22,511 2.83% 3.79% 5.79%
不動産業 106,894 13.44% 13.47% 14.14%
運輸・通信業 30,028 3.77% 6.69% 6.56%
サービス業 195,885 24.62% 19.44% 23.11%
政府サービス生産者 188,438 23.69% 11.06% 9.43%
対家計民間非営利サービス 9,051 1.14% 1.58% 2.08%
小計 795,520 100% 100% 100%
※ つくば市の市内総生産は,上記小計に「輸入品に課せられる税・関税:7,225
百万円」を加算し,「総資本形成に係る消費税:4,944百万円」と「帰属利子:
13,541百万円」を控除した「784,261百万円」となる。
12.21%
製造業
26.23% 17.89%
10.38%
8.12%
卸売・小売業
12.48%
13.44%
13.47%
不動産業
14.14%
ビス業
24.62%
19.44% 23.11%
政府 ビス 生産者, 23.69%
11.06% 9.43%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
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⑥産業小分類別従業員構成比特化係数(つくば市・全国:平成21年経済センサス)
つくば市就業者の産業小分類でみると,「学術研究,開発研究機関」「高等教育機関」「計量証明業」 の特化係数(つくば市の構成比÷ 全国の構成比)が高くなっている。大学・公的研究機関の集積がよ く表れた結果となった。
図表19 産業小分類別従業員構成比及び特化係数(民営:つくば市・全国) 従業員数
つくば市 全国 構成比
特化係数 従業者数 構成比 従業者数 構成比
全産業 116,214 100% 60,991,824 100% - 学術研究,開発研究機関 19,016 18.78% 17,640,461 3.11% 32.86 高等教育機関 6,078 5.23% 540,907 0.89% 5.90 計量証明業 254 0.22% 31,004 0.05% 4.30
⑦つくば市居住者の職業とその産業(つくば市・全国:平成22年国勢調査)
つくば市居住者の職業では,専門的・技術的職業従事者の割合が多く,特に「学術研究,開発研究 機関」で特化係数が高い。「製造業」の専門的・技術的職業従事者の特化係数も高く,生産機能より も研究開発機能を支える人材が多く集まっていると推測される。
図表20 産業小分類別従業員構成比及び特化係数(民営:つくば市・全国) つくば市 全国 構成比
特化係数 従業者数 構成比 従業者数 構成比
総数 99,865 100% 59,611,311 100% -
専門的・技術的職業従事者 24807 24.84% 8633913 14.48% 1.72 学術研究,開発研究機関 8805 8.82% 932313 1.56% 5.64 教育,学習支援業 5676 5.68% 1946654 3.27% 1.74 製造業 1509 1.51% 655519 1.10% 1.37
△ 第3次産業化が進んでいる ○ 大学・公的研究機関の集積がある